肩こりでお悩みの方は、多いと思います。
首のつけねだったり、肩の上の方だったり、肩甲骨の内側だったり・・・
人により、凝りの場所も程度もいろいろだと思います。
肩こりのあの硬くなっているもの、人によってはコリコリしているもの、その硬いものは一体何でしょうか?
ご存知の方も多いかもしれません。
筋肉が硬くなったものかなぁと思っている方も多いのではないでしょうか。
調べてみると、肩こりについての言い方もいろいろでした。
例えば「筋肉のはり」、「筋繊維の収縮したもの」、「筋肉の細胞が収縮したもの」、「収縮した筋肉」など。
でも、意味合いとしてはどれもほぼ同じと言えると思います。
「筋繊維が収縮したもの」と表現していることが多かったので、肩こりは「筋繊維が収縮したもの」とか「筋肉が収縮したもの」という表現でいいかと思いますね。
こりを筋硬結と言うこともあるので、そこからも筋肉が硬くなったものとも想像できます。
老廃物そのものではないということですね。
ではなぜ筋肉・筋繊維が収縮するのか?
こちらもいろいろな表現がありましたが簡単にまとめますと、筋肉が緊張して、血液やリンパの流れが悪くなり、疲労物質や老廃物がたまり、筋繊維が収縮して硬くなり、こりができるというふうにいうことができると思います。
あと、末梢神経の傷でも凝りは発生するそうです。
肩こりになると、首や肩・背中が硬くなるので、ますます血行が悪くなり、なかなかよくなりにくいという状況になるのは想像できます。
もう少し肩こりについて考えてみると…
それではなんで筋肉が緊張し、血液やリンパの流れが悪くなるのか。
これも原因はいろいろあります。
頭の重さのめやすは体重の約10%と言われていますが、首はその重い頭を支え、肩は腕を支えているので、肩こりを起こしやすいと言われています。
それに加えて、姿勢(長い時間同じ姿勢でいること)、運動不足、ストレス、眼精不良などが原因として言われていることが多いです。
その他にも筋肉が緊張して、血液やリンパの流れが悪くなる原因は、いろいろあると思います。
原因は一つだけでない場合もあるでしょうね。
原因や肩こりのこりの正体を振り返ってみて、筋肉が緊張することをなるべく避けて、血液やリンパの流れを悪くしないように意識するだけでも、今ある肩こり(肩こりがある方)は、すこし楽になる可能性もあると思いますし、予防にもなると思います。
以上、一般的な肩こりの正体、原因についてまとめました。
あと、気を付けたほうがいいのが、肩こりの原因が病気の場合もあるということです。
心筋梗塞、狭心症、更年期障害、早期卵巣不全、頸椎後縦靭帯骨化症、髄膜炎、肩腱板断裂など。
そのため、肩こりは注意する必要もあります。